去年、祖父が亡くなりました。94歳という大往生ではありました...
去年、祖父が亡くなりました。94歳という大往生ではありましたが、ショックでした。物心ついて初めて参列するお葬式は、私には少し怖いものでした。家族葬だから気楽だよ、と祖母が言ってくれましたが、暗い気持ちは拭えませんでした。しかし身内だけのお葬式は、とてもアットホームなものでした。お坊さんのお話は優しく前向きなもので、悲しい気持ちが和らぎました。送り出す時には暗い気持ちになる音楽ではなく、祖父が好きだったジャズミュージックが流れ、親戚全員が祖父に言葉をかける時間があったのも、家族葬ならではの良さでした。あたたかみのある式のおかげで、お葬式とは、大切な人を最期にきちんと送り出す、遺された者にとっても、大切な場だと知ることができました。家族葬にしてくれて良かったと、親戚に今でも感謝しています。
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