三回忌の香典や食事は必要?

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三回忌は一周忌の次に行われる法要ですが、名前は知っていても内容や意味など詳しく知らない人も多いでしょう。 参列する場合もしくは施主を行う際に知っておくべき三回忌での大切なことを見ていきましょう。

三回忌とは?三回忌を行う時期について

三回忌は故人が亡くなってから満2年に行われる法要です。 つまり、亡くなってからの翌々年にあたり、一周忌の次の法要になります。 三回忌という言葉から三年目に行われる法要と勘違いされることも多いのですが、葬儀を一回目の忌日として数えるので、2年目ですが三回忌と呼ばれるのです。

三回忌の法要の施主は、基本的には葬儀の喪主を務めていた人が施主になります。 ただし、三回忌法要の前に施主を勤める人が亡くなってしまっている場合には、遺族が施主を務めることになります。 一周忌法要で喪が明けていることもあり、集まる親族も一周忌に比べると少なくなっていることが多いでしょう。

三回忌の施主が行う挨拶とは

三回忌になると、一周忌の時よりも参列者が減っているケースもあり、親族のみで行われる場合も多くなります。 そのため、緊張することなく法要開始・終了の挨拶を行いましょう。 法要の後に会食がある場合には、乾杯の音頭や最後の締めの挨拶も施主が行うこととなります。

法要開始の挨拶

三回忌の法要の始まりの挨拶を行います。 参列者と僧侶が入場してから挨拶をおこなってください。

例文:「本日はお忙しい中お集りいただき誠に有難うございます。これより〇〇(戒名・法名、もしくは故人の生前の名前)の三回忌の法要を執り行いたいと思います。それでは、ご住職、よろしくお願い致します。」

法要の開始の挨拶は出来るだけ簡潔に行うようにしましょう。 また、住職への呼びかけをせずに「目礼」をすれば、その目礼をきっかけに住職が読経を始めます。 分かりやすく目礼を行うようにしましょう。

法要終了の挨拶

三回忌の法要が終わったら、法要終了の挨拶を行います。 僧侶が退出した後に法要終了の挨拶をしますが、法要の後に会食の席を設けている場合には案内も一緒にします。

例文:「本日はお忙しい中お集りいただきまして、誠に有難うございました。おかげさまで○○(戒名や故人の生前の名前)の三回忌法要を無事に執り行うことができました。おそらく○○も安心しているのではないかと存じます。これからも変わらないご支援のほどを宜しくお願い申し上げます。本日は誠に有難うございました。」

三回忌になると、故人が亡くなったことへの悲しみも薄れ、未来へと目が向けられていることが多くなっているものです。 そのため、挨拶にはこれまでの感謝の意や、経過に伴う生活での変化なども話に加えて挨拶をすることも可能です。 例文:「皆様には多大なるご厚誼を賜りながらもお礼を申し上げることも出来ずに、誠に申し訳ありませんでした。」 このような一言を付け加えるなどしてもいいでしょう。

家族のみで三回忌を行う場合

三回忌の香典は、一周忌の時と同じような金額を包みます。 しかし、法要の規模によっても異なりますし、自分の立場に見合った香典の金額を包む必要があります。 そのためあくまでも相場を紹介するので、事前に法要の規模や会食の有無などを聞いておいてから金額を決めるようにしましょう。 少なく包みすぎると施主を困らせることになります。

故人との親戚関係であれば1~3万円が相場となり、友人や知人であれば5千~1万円が相場になります。 会食がある場合には5千~1万円をプラスで上乗せした金額を包み、夫婦一緒に香典を包む場合には1名分の2倍の金額を包むことが礼儀です。

三回忌の香典の相場とは

三回忌の香典は、一周忌の時と同じような金額を包みます。 しかし、法要の規模によっても異なりますし、自分の立場に見合った香典の金額を包む必要があります。 そのためあくまでも相場を紹介するので、事前に法要の規模や会食の有無などを聞いておいてから金額を決めるようにしましょう。 少なく包みすぎると施主を困らせることになります。

故人との親戚関係であれば1~3万円が相場となり、友人や知人であれば5千~1万円が相場になります。 会食がある場合には5千~1万円をプラスで上乗せした金額を包み、夫婦一緒に香典を包む場合には1名分の2倍の金額を包むことが礼儀です。

三回忌における食事の準備は?

法要の終わる時間や、遠方からの参列が多いかどうかなどによって食事を準備するかどうか決めます。 事前に手配しなくてはいけないものなので、参列者に事前に確認するようにしましょう。

三回忌からは参列者も減ってきて小規模になるため、会食の席を設けないことも多くなります。 会食の席を設けないながらも食事を含んだ香典を頂いている場合には、参列者に折詰めの料理などを用意して引き出物と一緒に渡すようにしましょう。

また、三回忌からは自宅などで小規模に行うことが多いため、仕出し弁当を用意します。 この時に、あまりにも金額が低いものを準備すると失礼になってしまうので、3千~8千円くらいの弁当を準備しましょう。

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