十三回忌の香典・服装・挨拶のご案内

十三回忌は命日から何年後? 画像

十三回忌になると、故人が亡くなってから年月もかなり経っているので参列経験のない人も多いでしょう。 しかも、法要は年月が経つほど小規模になっていくものです。 十三回忌に参列もしくは施主を行う時に、知っておきたい時期や香典、お布施などについて詳しく解説していきます。

十三回忌の行われる時期は?十三回忌とは

十三回忌の法要は七回忌の次に行われる法要です。 一周忌の次は、三回忌・七回忌と続いて「3」と「7」のつく年忌法要が行われます。 十三回忌という名前ですが、数え年の数え方になるため、故人が亡くなってから12年目に行う法要になります。

十三回忌には、宇宙の真理である金剛界大日如来と一つになると言われています。 そのため、七回忌から6年後になるため忘れられてしまうこともありますが、しっかりと命日の直前休日には法要が取れるように日程を調整しましょう。

十三回忌法要の挨拶

十三回忌の法要になると、法要には知人などを招くことなく親族で小規模の法要をすることになりますが、施主は法要の挨拶が必用です。 施主が法要の挨拶をしないと法要がスムーズに進まないので、年月が経過した十三回忌ですが、挨拶を準備していきましょう。

法要開始の挨拶

まずは、僧侶が入場した後に法要が始まる挨拶を施主が行うことで、参列者に読経と焼香が始まることを伝えます。 また、挨拶によって僧侶も法要を開始します。

例文:「本日はお忙しい中、お集りいただき有難うございます。これより〇〇(法名もしくは生前の名前)の十三回忌法要を執り行いたいと思います。それでは、ご住職宜しくお願い致します。」

法要の開始は簡潔に始め、参列者に感謝や一言述べたい場合には法要終了の挨拶に付け加えましょう。

法要終了の挨拶

十三回忌の法要が終わったら、無事に法要を済ませることができたことに対するお礼を述べ、会食の案内も合わせて行います。 僧侶が退場した後に、法要終了の挨拶をしましょう。

例文:「本日はご多忙の中、お集りいただき有難うございました。おかげさまで○○(法名もしくは故人の名前)の十三回忌法要を無事に終えることができました。これからも変わらぬご支援のほど宜しくお願い申し上げます。」

そして、法要の後に会食がある場合には「心ばかりではございますが、ささやかな席をご用意しております。お時間の許す限り、ゆっくりなさってください。」と続けて会食の案内をしましょう。

家族だけで十三回忌法要をした場合

十三回忌になると、故人の友人や知人を招かずに、家族や近い親戚だけで小規模に執り行うことが多くなっています。 そのため、家族だけで法要をすることは問題ありません。 ただし、法要をする旨は事前に親戚などには知らせておき、家族だけで行うということに了承を得た方が後で揉めることがないのでいいでしょう。

家族だけで十三回忌法要を行う場合には、家に仏間があれば僧侶を招いて自宅で行うことができます。 しかし、近年ではマンション住まいの人や、自宅に仏間がないことから寺院で行うことが多いでしょう。 家族だけで行う法要なので、喪服などは着用することなく平服でも問題ありません。 ただし、暗い色でシンプルな大人しい服を選ぶようにしましょう。

十三回忌の香典金額の相場は?

十三回忌に包む香典は、会場を借りているだけでなく会食を用意している場合もあります。 その場合には、5千~1万円を上乗せして香典を包みます。 ただし、親戚など呼ばずに小規模で行う際には、会食を行わないケースもあるので事前に施主に確認しておくといいでしょう。

香典袋に包む際には、「4」や「9」といった縁起が悪いとされる金額は避けるようにします。 また、お金の枚数は偶数より奇数の方が縁起がいいとされています。 ただし、2万円だけは認められていることが多いです。

香典の相場金額としては、故人との関係が近いほど金額が大きくなります。 親子関係の場合には1~5万円、祖父母の場合や親戚にあたる場合には1~3万円が相場となります。 夫婦で出席する場合には香典を一緒に包みますが、名前は連盟にしても金額は2倍で入れます。 そのため2~3万円が相場になり、会食がある場合には二人分の食事代金も上乗せして包みます。

十三回忌のお布施の相場金額は?

十三回忌のお布施の相場金額としては、1万~5万円です。 読経をあげてもらい、供養してもらったことに対するお礼をお布施に込めます。 また、式場や自宅に僧侶を呼ぶ場合には、お車代として5千~1万円をお渡ししましょう。

僧侶に十三回忌のお布施を渡す場合には、感謝の言葉を伝えながらお渡ししましょう。 例文:「本日はご多用のところ○○(故人の名前)のために大変ご丁寧なお勤めを賜りまして、誠に有難うございました。おかげさまで無事に十三回忌を終えることができました。どうぞこちらをお納めください。」 また、次の十七回忌も同じ寺院にお願いする場合には、また次回の法要もお願いしたい旨を伝えるのもいいでしょう。

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